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Business 不定形耐火物ビジネス

耐火物を選定するにはさまざまな条件を考慮する必要があります。使用する設備操業状況や、そこに適した耐熱性や強度、支持アンカーの種類や配置、工期や施工場所に適した工法の選定など。
火と熱のシステムエンジニアであるAGCプライブリコは、不定形耐火物の製造から炉壁の設計、施工まで総合的にお客様の操業をサポートいたします。

耐火物とは

耐火物とは、炉や窯などの高温環境で使われる「高温に強い非金属の素材」です。
高温でも壊れにくく、熱で体積が大きく変わらず、常温・高温のどちらでも十分な強度があり、急な温度変化にも耐えられることが特徴です。イメージとしては「高温に耐える特殊な壁材(煉瓦やコンクリート)」です。
鉄・セメント・ガラス・石油などの製造設備やボイラー・発電・焼却炉などの基幹設備は、耐火物なしでは稼働できません。耐火物は、私たちの生活に欠かせない基幹産業を支える「縁の下の力持ち」です。

主な使用目的
  1. 炉の外側(炉殻)を高温から守る
  2. 内部の熱を遮断し、エネルギー損失を減らす
  3. 漏れや破損を防ぎ、安全性を確保する

耐火物は形態によって定形耐火物と不定形耐火物に分類されます。
定形耐火物は、成形・焼成した煉瓦状の(形がある)ものです。現場にて、煉瓦を積み上げて壁をつくります。
不定形耐火物は、粉状や練り土状の(形がない)ものです。現場にて混練し、型枠に流し込んだり、吹付けをしたりして必要な形状の壁をつくります。

耐火物

予め成型・焼成 定形耐火物

  • 耐火煉瓦
  • 耐火断熱煉瓦
  • 定型保温材

現場で施工 不定形耐火物

  • プラスチック耐火物
  • キャスタブル耐火物
  • 耐火モルタル
  • 保温材

不定形耐火物とは

特徴

不定形耐火物は、現場で自在に形を作れる耐火物です。煉瓦(定形耐火物)と比べ、以下のような特徴があります。

  • 熟練工不要・・・定形耐火複雑形状の炉壁に対応しや物の築炉のような熟練工は不要です。
  • 作業負荷軽減・・・重い煉瓦を持ち運ぶ必要もありません。
  • 工期短縮・・・定形耐火物の築炉に比べて短期間で施工が完了します。
  • 複雑形状・・・ボイラ壁、バーナー周辺などの複雑形状の施工を自由に行えます。
  • 一体施工・・・-定形耐火物に比べて目地を少なくすることができ、脱落や目地侵食を抑制できます。

工法紹介

AGCプライブリコでは、施工性を高め、炉壁品質を更に高める独自工法の開発にも力を注いでいます。これにより製品性能は最適とされながら従来は施工に難ありとされていた材料でも、その性能を引き出し、実用化することに成功しています。

ハイレート工法 (プラスチック耐火物の吹付け工法)

ハイレート工法は、吹付け施工用に開発されたハイレート(吹付けプラスチック耐火物)材料を吹付け施工するプライブリコ独自の工法です。
従来のプラスチック打ち込み耐火物は、可塑性のある材料を現場でエアーランマー等を使用して型枠内に打ち固めて炉壁を構築するものですが、ハイレート工法は、練り土状の従来材料特徴をそのままに、最も施工能力の高い吹付けで施工を行う工法です。そのため、従来の打ち込み工法に比べて数倍の速さで施工が可能な上に、複雑な形状の壁も型枠を使用せずに施工可能な画期的な工法です。
また、プラスチック耐火材が適しているにも関わらず施工性の面からキャスタブル耐火物が使用されていた炉壁にもプラスチック耐火物が使用可能となり、炉壁寿命延命にも貢献しています。

施工事例
施工事例1 施工事例2

プライジェットAD工法 (P・JET-AD工法)

プライジェット AD工法は、急結剤を材料供給機(プライメイトⅡ)で添加する事により、従来の乾式吹付け工法と同程度の簡便さで、湿式吹付け工法で得られる高品質な施工体が構築できるため、セメントプラントやCFB装置などさまざまな分野で採用されている工法です。
プライジェット AD工法は、炉壁メンテナンスの省力化及び作業環境の改善をはかる目的で開発された工法であり、従来の湿式吹付け工法のような圧送機械や急結材投入機など大きな機材や圧送用鋼管を使用しないので省スペースで設置が可能であり、また、圧送用鋼管内等に残るキャスタブル残材や清掃時等に発生する排水が極めて少ないため、環境にやさしい工法です。

施工事例
施工事例1 施工事例2