
不定形耐火物を開発

不定形耐火物を設計
製鉄所などで使われる不定形耐火物の設計と積算(見積もり) を行うことが、技術部の大きな仕事です。一番難しいのは、異なる操業条件に合わせて耐火物を設計すること。その耐火物がどんな条件で使われるのかは装置ごとに違います。
非常に高温になることだけでなく化学的な侵食や摩耗なども加味しなければなりません。それらをすべて事前に把握することは難しいので、過去から蓄積した
データを丹念に調べてその装置の特徴に合った設計をするようにしています。そういった意味で、実際に施工される現場を見ておくことは、とても有効です。以前、工事部に1年在籍していた時にさまざまな施工現場を経験したおかげで、現場で何が求められているか実感を持って理解し、設計に活かせるようになりました。

大きな達成感
私は入社以来、国内外各地の施工現場で管理者を務めています。安全や品質、工程、コストの管理からお客様との調整まで、幅広い責任を担う施工管理者として、若い頃からたくさんの貴重な経験ができました。無事にひとつの現場を終えると大きな喜びを感じることができます。また、これまでサウジアラビアやインドネシアに施工指導員として赴いたこともあり、私たちの技術力やノウハウが国外でも求められている事を強く感じています。「小川が大丈夫というなら問題ない」と海外のお客様からも信頼していただけたときには、本当に嬉しかったですね。

社内外の調整を一貫して担当
主な業務は、都市型の焼却炉やボイラのエンジニアリング会社に当社の製品やサービスを提案することです。当社で製造している耐火物製品を販売すると同時に、工事も併せて受注します。工事には、当社の工事部に加え、築炉や溶接を行う外部の協力会社も関わってきます。ですから、会社の代表としてお客様と向かい合い、社内の各部門、外部の協力会社をまとめて、強いリーダーシップでプロジェクトを完遂することが私の重要な役割です。
時にはお客様のご要望に応えるために社員に無茶をさせてしまい、社内で「井川問題」という流行語が生まれたほどです……。
とはいえ「えー、またかよ」などと愚痴を言いながらも、みんな頑張って対応してくれるんですけどね。












製鉄所やプラントなど火を使う現場に欠かせない、不定形耐火物を開発しています。お客様からの「こんな耐火物が欲しい」というご要望に対して、施工される現場を考慮した新しい配合の耐火物を試作し、それが要求される性能を満たした耐火物としてきちんと機能するかどうかを、ときには丸1日、時間をかけて試験しています。もちろん試験するだけでなく、計測した数値を解析し所見として報告書にまとめるため、デスクワークも行います。また、大掛かりな試験を行う際は岐阜の実験施設に赴いたり、お客様の施設にうかがって開発を担当した耐火物の施工に立ち会うこともあります。
この仕事は、自分が考えて開発したものが実際に使えるかどうか、早ければ当日に結果が出ますし、上手くいけばすぐに製品化されます。そういう部分が私に向いていると思いますし、仕事としてとても面白いです。